2015-07-02
陸上競技の強豪高校に所属する。
専門は中・長距離。
最も得意な種目は"トラックの格闘技"800m。
走れば意識がぶっとぶほどに追い込んでしまう。
誰もが怯(ひる)むような勝負の境界に、
誰もが近づくことを恐れる肉体の限界に、
何の躊躇(ちゅうちょ)もなく突っ込んでしまう。
「レースはいつも死にそうです。
自分で自分を止めれないんです」
彼は走る時、己の全てを出し尽くさずにはいられない。
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高校2年生になったR太郎くんのご来店です。
昨年(2014)の
壮絶高校デビューから早や1年、
彼は色んな意味で色んな伝説を残してきた。
(
これまでの「R太郎くん伝説」まとめ)
そして、2015年のトラックシーズン、
R太郎くんは5月に
800mを
1分55秒93で走って、
自己ベストを3秒も更新(昨年ベスト1分58秒)!
その他、
1500mを走っても
3分56秒の自己ベスト!
いいぞいいぞ!
しっかーーーしっ!
R太郎くんも川見店主も、
浮かぬ表情である。
なぜなのか?
川見店主:
「全国インターハイに行きたかったね」
R太郎くん:
「……はい」
川見店主:
「くやしいね……」
R太郎くん:
「はい……」
R太郎くんにとっては、
自己ベスト更新ぐらいは当然なのだ。
そんなもんで満足してられんのだ。
もっともっと上を目指さにゃーならんのだ!
川見店主:
「これからどんな練習をしていくの?」
R太郎くん:
「夏休みには合宿もはじまります」
川見店主:
「もう一日一瞬たりともムダにできないからね」
R太郎くん:
「はい」
川見店主:
「だから、どんな走りの
トレーニングにも対応できるように、
すべてのタイプのシューズが必要ね」
今年の全国インターハイ出場は
夢と終わった。
そして今ふたたび、
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