フルマラソンで初めて3時間を切ってゴールした時、
その人の胸には大きな達成感が湧きあがってきたことだろう。
この世に「歓喜」と呼ばれるものがあるならば、
まさしくこれのことだと、その人は思っただろう。
しかし、その人は、「3時間を切ってしまった」がゆえに、
新たな「苦悩」を背負って走りつづけることになった――。
マラソン・ランニングに挑戦するみなさんを勝手にワイワイ応援ブログ
「Are You Ready?2014-2015」
第23回目のご登場は、
フルマラソンの自己ベストが2時間57分10秒、
サブスリー・ランナーのSATOSHIさんです。
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初めてのフルマラソン挑戦は4年前(2010)の春、4時間11分で完走。
2回目の挑戦は同年(2010)冬、3時間51分。
3回目の挑戦はその約1年後(2011)の秋、3時間23分。
2012年の春に出場したハーフマラソンは、1時間23分。
このハーフで、SATOSHIさんは確かな手ごたえを感じる。
「自分はフルマラソンをサブスリーで走れるんじゃないか」
そして、その一か月後。
本気で3時間切りを狙って走った4回目のフルマラソン挑戦。
記録、2時間59分34秒。
SATOSHIさんは、念願のサブスリーを達成した。
ここで満足してしまえば、SATOSHIさんは、
新たな「苦悩」を背負わずにすんだのだ。
だが、しかし――、とSATOSHIさんは思ってしまったのだ。
「あの3時間切りは……"まぐれ"だったのだろうか。
自分はもう一度、3時間を切って走れるだろうか?
3時間を切るとして、どこまでいけるのだろうか?」
2012年夏、オリンピアサンワーズへ初めてのご来店。
それから今日までの2年間、SATOSHIさんは、
「3時間を切ってしまった」者だけに与えられる
「苦悩」を背負って走りつづけている。
そして、出場するフルマラソンのほとんどで3時間を切り、
「
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