夕方に店の扉を開けた男性の顔には見覚えがあった。
男性:「お久しぶりです。また、この季節がやってきました」
あー、思い出しました!あなたは2年前にご来店されて、
シューズをフィッティングされたNYSさんではないですか!
NYSさんは、高校時代にはスプリンターでした。
誰もが知る、あの陸上競技の最強豪高校のご出身です。
現在は、生まれ育った地元でお仕事をされながら、
消防団にも所属されて地域を守っていらっしゃいます。
消防団って……大阪市内では見たことがないような。
Nさん:「大阪市には、消防団はないのですよ」
あ、そうなんですね。
Nさん:「地方では、火事が起こっても消防車が来るまで
1時間以上もかかってしまうところもありますから、
自分たちの力で消火作業ができなければなりません」
消火作業って、誰でも彼でもできるものじゃないですよね。
火事なんていう非常事態を目の前にしたら、
パニックになって右往左往するだけになってしまいそうです。
Nさん:「だから、僕らには日々の訓練が必要なんです。
でも、一般市民の僕らが、
普段から訓練を持続するのはなかなか難しい。
なので、2年に1回、消防操法の大会があって、
それを目標にして消防団は訓練を行ってるんです」
なるほどー。
これ、同じ次元で言っちゃあいけないかもしれませんが、
ランナーがマラソン大会の出場を決めないと、
なかなか練習に身が入らないのと同じような感じですかね?
Nさん:「なははは。そんな感じだと思います(笑)
地方大会で勝ち進んで、全国大会を目指すのです」
すっごい、全国大会もあるんですね。
(ググって動画を見る)
わぁ、もうこれ、競技ですね。
非常事態にあっても混乱なくカラダを動かすためには、
これだけの規律正しい行動を身につけなければならないのですね。
Nさん:「で、今年も2年に1回の大会の季節がやってきたわけです」
つーわけで、
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